俺たちに明日はない、こともない。

こっちと向こうと今と昔と。

旅行

カンチャナブリーへ 23

結局そう遅くならずかといって早すぎることもなく バンコクまで帰ってこられたようである。 大いに心は満たされているがどうやらお腹がすいている。 予めリストアップしてあった食事場所のうちから モーチットの4つ先、BTSビクトリーモニュメント駅近くの …

カンチャナブリーへ 22

ようやくうとうとしはじめて どうやら都市の中に紛れこんだらしいと気が付いたときには乗客も残り3人。 車が定められた進入経路に従って右折左折を繰り返すようになる。 辺りはビルが立ち並んでいる。 道が混んでいる。 18:50 車が左に寄っていって緩やかに…

カンチャナブリーへ 21

さて、私を含めて11人でロットゥーはようやく出発。 (全員集合したところで料金が徴収される) 車内はしっかり冷房が効いている。 心配していたような寒すぎるということはなかったけれど なんと(# ゚Д゚) 私の座っている座席の斜め後ろの天井吹き出し口から…

カンチャナブリーへ 20

なんとか帰りの目途がついてほっとしたのは良いが、 乗り込んだ車に他の乗客はいない。 どうやらその車の最初の乗客だったようだ。 御存知の通りロットゥーは客を定員まで載せないと出発しないので どれだけの待ち時間になるのか見当もつかない。 バイクのお…

カンチャナブリ―へ 19

バイクに乗る前だったか、 おっちゃんが、確か 「ユー・アー・ラッキー」 と言ったように記憶している。 どういう意味だろう? 俺みたいな良心的なバイク運転手に出会えてラッキーだね、 という意味か、 あるいは、普通こんな風にバイクを捕まえることはでき…

カンチャナブリ―へ 18

まだ歩いて行ってはいなかったその通り。 今覚えている限りでいうと タムクラセーから戻ってきて降りたクウェー川鉄橋駅の 進行方向右側、後ろの方で橋に近い方で駅から遠ざかる方向に 伸びている道である。 この道が運命を変えた!か。 しばらく前にざっと…

カンチャナブリ―へ 17

その観光案内所と目される小屋のガラス戸をノックしてみる。 外からは中が見通せない。 誰もいなかったりして。 我しらず自分のこれまでの人生を振り返っている。 これまで いざというとき、 ここ、というとき、 どうだったろうか。 こんなときに中に人がい…

カンチャナブリ―へ 16 ~クウェー川鉄橋駅。どっちだー、Wi-Fi使えない!!~

クウェー川鉄橋 その1。 クウェー川鉄橋 その2。 橋から川を臨んで。帰れるのかな~。 橋を渡る。線路は1本しかなかったんだと思い出す。 やはり橋の上。じりじりと暑い。 (写真にレンズの汚れが写ってしまいました。お見苦しくてゴメンナサイ!) なんだ…

カンチャナブリ―へ 15 ~旅の折り返し点。タムクラセーからクウェー川鉄橋駅へ。ここで降りたら列車はないぞ。~

洞窟でたっぷり涼んでから駅の方にとぼとぼ戻る。 タムクラセー駅からは私のように ナムトクまで行ってから折り返し戻ってくる列車を待つ人もいれば ツアーのお迎えバスにのる人もいる。 さて、列車は時間通りに来るのだろうか。 ぞろぞろと人がホームに集ま…

カンチャナブリ―へ 14 ~タムクラセー・線路の上を歩く・もしかしてアクシデント!?~

タムクラセーに到着。 歩いてみよう。線路の上! わっせ、わっせ。写真を撮る。 写っていないが画像左手には洞窟が。後回し。 本当に人のいないところまで、汗を拭きふき歩きつづける。 ここらで休憩。 線路に座ってボーッとしながら、ただ川の流れる音に耳…

カンチャナブリ―へ 13 ~来たよー、タムクラセー駅!~

右側は断崖絶壁。左下方には川が見える。 単線線路を列車がゴトンゴトンとゆっくり進む。 これ以上の速度では危ないってことらしい。 それにしても よくこんな所に鉄道を通したな、と思う。 小説にはこんな記述がある。 「1943年までには、過度に勢力を広げ…

カンチャナブリ―へ 12 ~カンチャナブリー駅に到着!そして、その先へ!~

ひたすら窓の外を眺めてぼーっとしていると 前に現れたのとは別の車掌さんが通路を歩いてくる。 また検札だろうか。 ところどころで乗客に声をかけているように見える。 そしてこちらに、やってくるとどこまでいくのか、 と(多分)訊く。 「タムクラセー」 …

カンチャナブリ―へ 11 ~列車に揺られて。あー、旅をしている(笑)~

順調に進んでる、と思うとあっさり列車が止まる。 まだ乗ってから10分もたっていないと思ったが。 再び動き始めたと思ったらそこが大きな踏切だったことが分かる。 え、踏切で止まったのか。 いや、そうではないだろう、と思うけどここはタイ。 鉄道だって日…

カンチャナブリ―へ 10 ~いよいよトンブリー駅を出発!!~

いよいよ列車がホームに入ってきた。 時刻を確認。 ん、間違いない! 欧米人旅行者も一斉に動き出してる。 彼らの動向も何か参考になるだろう、 と、つかず離れずの微妙な距離感を保ちつつ列車に乗り込む。 外見もそうだったが、いざ乗り込んで中を見ると う…

カンチャナブリ―へ 9 ~そわそわワクワク、列車にのるだけなのに!~

切符を買ってしまえばもうすることがない。 目の前の線路にでて右に行き左に行き写真でも撮るよりしょうがない。 ホームにトイレ発見。3バーツ。 列車も数台とまっているからそちらに乗り込んで設置されている トイレを利用すればただか? そんなことはしな…

カンチャナブリ―へ 8 ~タクシーに乗って。着いたよ~!

ちょっと脇道にそれますが、 「サタニ―ロットファイ」。 これは「駅」を表すタイ語のつもりで使っています。ご承知のとおりタイ語の発音は難しいですが「サタニ―」のところはカメラのシャッター、商店のシャッターというときの「シャッター」を「サッター」…

カンチャナブリ―へ 7 ~目指すはトンブリー駅。タクシーつかまるか?~

サパーン・タクシン駅からクルン・トンブリー駅へ向かう。 ホームで待つこと数分。 ようやくやって来た郊外方面行きの列車。 乗った、と思ったらすぐ降りる。一駅だもの。 これだったら歩いて来てもよかったか。 でも危ないかな? クルン・トンブリー駅を降…

カンチャナブリ―へ 6 ~いよいよ当日。サパーンタクシン駅から!~

トンブリー駅 7:50発の列車に乗らなければならない。 滞在していたのはサパーンタクシン駅から徒歩10分程の安ホテル。 ここを選んだのは前日にチャオプラヤー川をボートに乗って 王宮方面へ観光に行くと決めていたので船着き場に近いということ、 そしてプル…

カンチャナブリ―へ 5 ~タイ国政府観光庁とタイ国鉄時刻表のこと~

当日のことを記す前にいくつか予備的なことも書いておきます。 列車で移動すると決めたからにはやはり時刻表にも目を通したい。 (見て分かるかな?と思いつつ。) そこで、これはタイ旅行全般についてそうなのだけれども 情報を集めている段階で、 有楽町に…

カンチャナブリ―へ 4 ~時刻表とにらめっこ。スケジュール決定~

トンブリー駅の時刻表。No257 7:50トンブリ―発のナムトク行きに乗車! 【カンチャナブリ―旅行スケジュール】 7:50 トンブリー駅発257番下り列車に乗る。 11:53 タムクラセー駅 下車 観光・昼食 13:36 タムクラセー駅258番上り列車に乗る。 14:40 クウェー川…

カンチャナブリ―へ 3 ~計画を進める~

クウェー川は流れる。 前の記事で「筋を通すためにカンチャナブリーへは列車で行く」 みたいなことを書いたが 実際はあまり筋が通らないこととなった。 他の方の旅行記・ブログ、サイト等でいろいろ勉強させていただいたが もしこれからこちら方面に列車で行…

カンチャナブリ―へ 2 ~旅の準備~

まずはタイのことを調べよう。それに航空券・ホテルの予約のことも。 3か月前には予約が必要だってどっかに書いてあった。 けど飛行機の乗り方だって忘れてしまっている。パスポートどこだ! いろんなことがいっきにやってきてあっという間にパニックになる。…

カンチャナブリーへ

随分と前の話だが、今年の2月にタイへ旅行に行った。 そのときのことを気ままにだらだらと書いてみたい。 リチャード・フラナガンの小説「奥のほそ道」は第二次世界大戦中、捕虜として 日本軍による「泰面鉄道」の建設に従事させられた彼の父の経験をもとに …