右側は断崖絶壁。左下方には川が見える。 単線線路を列車がゴトンゴトンとゆっくり進む。 これ以上の速度では危ないってことらしい。 それにしても よくこんな所に鉄道を通したな、と思う。 小説にはこんな記述がある。 「1943年までには、過度に勢力を広げ…
ひたすら窓の外を眺めてぼーっとしていると 前に現れたのとは別の車掌さんが通路を歩いてくる。 また検札だろうか。 ところどころで乗客に声をかけているように見える。 そしてこちらに、やってくるとどこまでいくのか、 と(多分)訊く。 「タムクラセー」 …
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