カンチャナブリ―へ 10 ~いよいよトンブリー駅を出発!!~
いよいよ列車がホームに入ってきた。
時刻を確認。
ん、間違いない!
欧米人旅行者も一斉に動き出してる。
彼らの動向も何か参考になるだろう、
と、つかず離れずの微妙な距離感を保ちつつ列車に乗り込む。
外見もそうだったが、いざ乗り込んで中を見ると
うーん、
クラッシックだ、レトロだ・・・ボロボロだ。
乗り込むときに反射的にトイレの場所を確認する。
それほど離れていない席にしよう。
勿論進行方向左側は事前に予習したとおり。
(写真にある通り観光客はみな左に座っている。)
ざっと眺めると窓に雨戸(?)が下りているところがある。
ダメなら移動すればいいや、と思って物好きにもわざわざ雨戸が
しまっている席に座ってみる。
戸が斜めになってるけど動くのかな~ エイ、と力を入れると
無事オープンエアー。
この席でいいや。
この車両の乗客は20人に満たない感じ。
途中でトイレに立って戻ってきたら席がない、
なんてことがあるんじゃないか、と密かに心配していたが、
(なんせ長丁場だから)どうやら杞憂に終わりそうだ。
冷房無しの3等車。さて暑さはどれくらいのものだろうか。
見ると通路の天井には扇風機が!
端から端まで等間隔に設置されている。
あ、一番向こうのはちゃんと首を振っている、
その手前のは、あ、一方向を向いたま。
そっちのは、あれ、止まってるじゃん。
ここのは、
扇風機自体がなかった。
・・・・・・
・・・・・・
だから雨戸が閉まってたのかな。座る人がいない、ってことか!
ひとつ学習する。
いや、でも、
もう、そんなところに気づいた頃には
既に列車は動き始めている。
あ、だって、
風が入ってくるじゃん。
十分じゃないか、これで。
いざ、カンチャナブリーへ!
定刻より約10分遅れ。