俺たちに明日はない、こともない。

こっちと向こうと今と昔と。

カンチャナブリ―へ 9 ~そわそわワクワク、列車にのるだけなのに!~

切符を買ってしまえばもうすることがない。

目の前の線路にでて右に行き左に行き写真でも撮るよりしょうがない。

ホームにトイレ発見。3バーツ。

列車も数台とまっているからそちらに乗り込んで設置されている

トイレを利用すればただか?

そんなことはしないけれど我ながらさもしいな。

7:50発の始発だから間違えっこない、そう頭では分かっているのだけれど

そこは小心者だから発車時刻が近づいてくるにつれ少しそわそわしてくる。

 

 

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ホームにあったトイレ。もちろん係の人がいる。

 

そのうちに列車の往来が頻繁になってくる。

ホームにも人が増えてきたようだ。

商売するのか大きな荷物を担いだ人、勤め人、学生。

市場の方へ行く人、線路を右の方へ歩いていく人、左の方へ歩いていく人。

どこからともなく現れる犬。

駅職員の方の制服はどこか軍服みたいでいかめしい。

それでも荷物を背負ってステップに足をかけて乗り込もうとしている

お年寄りにはしっかり手をかしている。

近くには青いユニフォームを着た若い男の子3人組がじゃれている。

こちらはまだ幼さが残っているようだ。

車内の清掃係か、乗客を下した列車がホームを出ていくとそちらの方へ

歩いていった。

益々人の数が増え欧米人観光客も多くなってきた。

彼ら観光客にくっついていけばまず間違えることはないだろうと思う。

列車が入ってくると職員が車両胴体横の表示板を交換するようである。

一台の客車が目に留まる。

 

「ナムトゥク」

 

そう書いてあるように見える。

これか! 

 


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ホームに入ってきた列車。これからの一日。

 

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続々と。

 


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列車を待つ人々。

 

 

 


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NAM TOK の文字。来たよ~!

 

 

カンチャナブリ―へ 8 ~タクシーに乗って。着いたよ~!

ちょっと脇道にそれますが、

「サタニ―ロットファイ」。

これは「駅」を表すタイ語のつもりで使っています。
ご承知のとおりタイ語の発音は難しいですが
「サタニ―」のところはカメラのシャッター、商店のシャッターというときの
「シャッター」を「サッター」に置き換えて「ニー」を
くっつける。
「ロットファイ」の「ト」はほとんど発音せず
「6杯」の「ぱ」を「ファ」に近づける感じでしょうか。
BTSに乗ったときの車内アナウンスがそんな風に聞こえたので
真似してみました。

 

 さてさてコンビニ前で乗ったタクシー順調に進んでいきます。

ラウンドアバウトを過ぎて何度か道を直角に曲がる

頭の中で大体の方角をイメージしているがまさにその通り。

角刈りのおっちゃんの運転は手堅い感じ。

徐々に明るくなってきてぼんやりと街並みが浮かびあがってくると

何か日本と一緒だなー、などと思う。

朝の気配。

すると開けた感じのところに車が止まる。

おっちゃんが前方を指差し

「○△□・・トンブリー・・」

と言ったような。

え、ここマーケットじゃない?

広い敷地にテントのようなものが立ち並んでいる。

戸惑いつつあらためておっちゃんの指さす方を見てみると

確かに駅舎の屋根のようなものが見える。

そうそう、ネットで見た写真もこんなんだったかな、と合点がいく。

「オー、コッフン カップ!」

いくらだったか忘れたけれど料金を支払う。
(メーターの額に違和感を感じなかったのは覚えている。)

おつりはもらわない。

おっちゃんがニコリとする。

こういうのって何か気持ちいいよね。

いい一日になりそうな予感。

 

 

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トンブリー駅切符売り場。壁にかかっている時計に注目!サパーンタクシン駅を出たのが6時過ぎだからここまで実質30分もかかっていないことになる。

 

それにしても早く着き過ぎた。まだ6時半を回ったくらいだ。

駅の方へ歩いていく。

勿論改札はなくて出入りは自由だ。

ホームにいるのはタイの人ばっかり。ばっかりというにはかなり少ない。

欧米人観光客の姿も皆無である。

窓口(すぐに分かる。大きな建物ではないのだから)で早速切符を購入。

「タムクラセー ワン パーソン プリーズ。」

英語も混じる。

100バーツ。

あとは列車に乗るだけだ。

 

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駅の時刻表より。257番ナムトク行き。何度も何度も確認する。

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ホームの様子。ボケちゃいました。

 

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することもなくあたりを眺める。

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線路に降りて。こんなのに乗るのかな。

 

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チケット。握る指先に力がこもる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

カンチャナブリ―へ 7 ~目指すはトンブリー駅。タクシーつかまるか?~

サパーン・タクシン駅からクルン・トンブリー駅へ向かう。

ホームで待つこと数分。

ようやくやって来た郊外方面行きの列車。

乗った、と思ったらすぐ降りる。一駅だもの。

これだったら歩いて来てもよかったか。

でも危ないかな?

 

クルン・トンブリー駅を降りたらタクシーにのってトンブリー駅に

向かう計画。

まだタイへ来てからタクシーに乗ったことはなかった。

さて、タクシー うまく捕まるのか。

電車が駅に着く。

ドキドキしながらホームに降りる。

進行方向に歩いていって改札を出る。

適当にそのまま真っすぐ歩いて左側の階段を下りてみる。

目の前にコンビニ(確かセブンイレブン)。

その前にタクシーが3台停まっている。

いるじゃないか!! (幸先いいぞ。)

運転手は乗ってるかな~

一番前の車まで行ってドアをノック。

年配のおっちゃん顔をだす。

「ヤーク・パイ・サタニ―ロッファイ・トンブリー。」(トンブリー駅へ行きたいです。)
 
(注:必要になりそうなタイ語は事前にネットやなんかで調べて暗記していた。
 これからでてくるのはほぼ私が話したまんまです。
 間違っているかもしれませんので是非自分で確認してみて
 くださいね。)

タクシーのおっちゃん

「○△□~」

と返事が来るが当然分からない。改めて声を大きめに

「ヤーク・パイ・サタニ―ロッファイ・トンブリー、あ~バンコクノーイ、

メーター・ダイマイ・カップ

(メーターで行ってください。・・・バンコクノーイというのはトンブリー駅

の別名らしい。こちらの方が通じるとどこかに書いてあった。)

おっちゃん、うなづく。

やった!

いさんで助手席へ。

 

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「歩くバンコク」。このガイドムック、とても役にたちました。

ラグビー日本代表、良かったよ。

ラグビーワールドカップ

日本対南アフリカ

テレビにかじりついて応援していた口だけど

残念な結果に終わってしまった。

まずは選手達の健闘を讃えたい。

 

南アフリカが自分達のチャンスのときに

ことごとくミスをしてくれて

そういう意味では日本に追い風が吹いている

と言えなくもない時間帯もあったようだが

結局トライを一つも取ることはできず

最後は地力の差が出てしまったか・・・

それであっても自国開催で相当なプレッシャーもかかる中で

選手達は自分たちの持っている力は出せたのではないか。

 

ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン

この言葉はラグビーを通して覚えたのではなかったか。

ゲームが終われば

ノーサイド」。

いろいろなところから来た人たちが

「ワンチーム」になる。

こうしたラグビーのもっている考え方みたいなものを

日本代表チームがとりわけ体現して見せてくれたことは

なんといっても素晴らしい。

 

これからラグビー日本代表チームも世代交代がはじまるのだろうか。

今はネットを介して

多くの人と簡単につながることができる世の中だけど

ときには

実際に

面突き合わせて

肩組んで

目標に向かって仲間と事を進めていくことっていうのも

楽しくて

本当によいものなんだ、

って

(それはスポーツの中のことだけではないのだから)

そして

ともに時間を過ごすということによってでしか

手にすることのできない充実感というのも確かにあって

人にとってそうした時間こそが

真にかけがえのないものなんだよ、

って

声を大にして

若い人たちに伝えたい。

カンチャナブリ―へ 6 ~いよいよ当日。サパーンタクシン駅から!~

トンブリー駅 7:50発の列車に乗らなければならない。

滞在していたのはサパーンタクシン駅から徒歩10分程の安ホテル。

ここを選んだのは前日にチャオプラヤー川をボートに乗って

王宮方面へ観光に行くと決めていたので船着き場に近いということ、

そしてプルンチットとかアソークなんかよりは

トンブリー駅までのアクセスに有利かなと思った次第。

 

そのアクセス方法だが、川の向こうだから、橋が混むんじゃないかな、

BTSに乗って川を越えたクルントンブリー駅へ行き、そこからタクシーに

しよう、と決める(勿論ネットでも情報収集していたこともあって)。

6時起床でも間に合いそうだが、そこはそれ、初めていくところだし、

何があるか分からないし。

それに旅行のときにはいつも気になるのがトイレタイミング。

そこんとこも考慮して5:30起床ということにする。

当日の朝ははじめからホテルの朝食をあてにせず近くのセブンイレブン

トムヤムクン味のカップ麺を購入することにする。

観光疲れもあって早めにベッドへ。準備万端!

きっとぐっすり寝られるだろう。

 

 

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ホテル近くのセブンイレブンで買ってきた缶ビールと明日の朝食

で、目が覚めたのがなんと午前4:30。

いくらなんでもまだ早すぎるな~。

二度寝はできないたち(いや興奮してスイッチが入ってしまったようだ)

なのでそのまま起きることにする。

当然まだ外は真っ暗だ。

ひとり部屋でカップ麺をすする。

ん~、ウマい!

 

意気揚々とホテルを出発。

初めて通ったときこの道筋には少し怖さも感じたけれど、

ここは至って庶民的な通りだ。

前の晩には屋台も出ていた。

もう少しおなかが丈夫なら試してみるんだけど。

 

情報通り駅の窓口は6:00に開いた。

ホームに上がる。

線路の向こうのハイウェイを車がビュンビュン走っていく。

ラッシュはこれからか、もう始まりつつあるのかな。

ホームには私を含めて5人くらい。

2本続けてナショナルスタジアム方面行きの列車がくる。

この駅はバンコク中心部方面行きと郊外方面行きの列車が同じホーム

にくるんだもの、知らなかったらたいへんだ。

そしてようやくお目当ての列車がやってくる。

乗ろう、っと。  

 

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BTS車内の様子。向こうに1人だけ乗客が。

 

カンチャナブリ―へ 5 ~タイ国政府観光庁とタイ国鉄時刻表のこと~

当日のことを記す前にいくつか予備的なことも書いておきます。

列車で移動すると決めたからにはやはり時刻表にも目を通したい。

(見て分かるかな?と思いつつ。)

そこで、これはタイ旅行全般についてそうなのだけれども

情報を集めている段階で、

有楽町にある

タイ国政府観光庁日本事務所

へ出向いた。

こちらでは日本語の各種パンフレットや地図、簡易版指差しタイ語

みたいなものを無料で入手できるし、スタッフの方に質問することもできる。

(当初私は11月に旅行する予定で訪れたのが8月だったので、今の東京と

11月のタイではどっちが暑いか、なんて話も訊いてみたりして。)

そして時刻表のことも訊いてみると

スタッフの若い男性が一生懸命パソコンで調べて印刷してくれた。

 

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これが調べてくれた列車時刻表コピー(アユタヤ行だけど)。


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こんなのが無料で手に入りました!

 

 こちらの「タイ国政府観光庁日本事務所」については

 

詳しい場所や営業時間等直接検索していただきたいが

ビギナーで都合のつく方は是非訪れてみるとよいと思う。

 


もちろん時刻表についてはネットで調べることもできる。

私も観光庁のスタッフさんの情報を参考に検索してみたが、公式・非公式

日本語で書いてあるものもありいろいろあたってみるとよい。

 

http://www.railway.co.th/main/timetable/time-train.html

公式サイトは上記のものであるようです。

 

正直このサイトは見るたびに様子が変わっているし

私も決してわかっているわけではないのだが

初心者であった私が躓いたところを中心に最低限必要なところだけ

参考までに記すことにする。

 

1,頁をひらいたら右上のイギリス国旗をクリック。これで英語表記になります。
 スマホでは(?)日本語表記が選択できるようになっているかもしれませんが
 これはろくなことになりません。
 (そのつもりで暫く前にスマホで見てみたら勝手に英語から日本語に切り替わった!
  進化しているのか?)

2,そうしたら
 「Timetable&Fares」(日本語では「時刻表と運賃」)をクリック。

3,「Oligin」に乗車駅を「Destination」に降車駅を入力(選択)。

これで時刻や料金は分かると思いますが、以下躓きポイント。

 

それは『アルファベット表記』です。

 

     (?)

 

つまり「カンチャナブリ―」を探そうとすると

   Kanchanaburi

これはすぐ分かりました。

けど

クウェー川鉄橋駅は? 

  K? ない!

タムクラセー駅は? 

  T? ない!

 

なんで~

 

となったわけです。

答えは クウェー川鉄橋駅 → Saphan Kwae Yai

         タムクラセー駅 → Saphan Tam Krasae

ですのでSのところを探すとめでたく二つならんで出てきます。

これだけのことに気づくのにものすごく時間がかかってしまって

相当エネルギーを消耗。ホントいやになる。

こちらのサイトからは列車の予約もできるらしい。

チャレンジしたい方は達人のブログ等を参考にしてください。

 

その他あまり関係ないかもしれないけどカンチャナブリーへいくのは

ノーザンラインでもサザンラインでもなくてナムトクライン(線)なのですが

どうやらナムトク線はポピュラーではないとされているようで

さっきの時刻表サイトの表紙の頁にはでていない。

(ここでまた消耗!)

Bangkokとあるのはファランポーン駅のことだとか、ファランポーン駅はクルンテープ

ともいうだとか、トンブリー駅はバンコクノーイと言った方が通じるとかいう

細々としたこととか、

ビクトリーモニュメントという駅名はないと書いてある記事を旅行前に見つけ

おー、危ないところだった、と思っていたら現地で同表記を見つけたり、

しっかり車内アナウンスもあったりで、

聞くと見るとでは大違いのところだとか

いろいろ鉄道関係では戸惑うことも多かったです。


なお鉄道のことに留まりませんが、タイを旅行するとき、

タイ語表記をすぐ取り出せるようにしておくと

役に立ちます。

(例えばタクシーの運転手さんに行先を指し示すとか)

さらに意外とアルファベットではどう表記されるか、

これを知っておくと便利な場面をありますので事前にチェックしておくと

よいですよ。

 

カンチャナブリ―へ 4 ~時刻表とにらめっこ。スケジュール決定~

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トンブリー駅の時刻表。No257 7:50トンブリ―発のナムトク行きに乗車!

【カンチャナブリ―旅行スケジュール】

7:50 トンブリー駅発257番下り列車に乗る。

11:53 タムクラセー駅 下車
    観光・昼食

13:36 タムクラセー駅258番上り列車に乗る。

14:40 クウェー川鉄橋駅下車
    観光・休憩

時間未定 クウェー川鉄橋駅周辺から
     「どうにかして」
     カンチャナブリーのバスターミナルまで
     移動。

時間未定 カンチャナブリ―バスターミナルから
     バスかロットゥーでバンコクまで戻る。

 

さて、「どうにかして」

についてですが、実はここのところの移動手段が調べてもよく分からなかった

んですね。一応頭にあったのが車の後ろの荷台部分にシートが設けられている

やつ(ソンテオでしたっけ)でした。

観光地だからないはずがない、どうにかなるだろう、とたかを括っていたわけで

すが、さてどうなったか、後で書きますね。